示談交渉
「任意保険の担当者に示談交渉を任せているが、本当に最適な条件なのかどうか分からない。」
「示談交渉であまり満足できない示談金を提示されているが、相場がわからない。」
交通事故の被害に遭われた方々で、このようなお悩みをお持ちの方は決して少なくありません。
このページでは、交通事故に関わる問題のなかでも、示談交渉にスポットをあてて、くわしくご説明してまいります。
■示談交渉とは
交通事故における示談交渉とは、その事故の加害者と被害者が、裁判所など第三者に解決をゆだねるのではなく、当事者同士で話し合い、合意することによって損害賠償問題について解決を図る方法をさします。
損害賠償の金額は、損害のあった項目がいくつあるのかといったことや、それぞれの項目についての損害額の算定方法など、被害者と加害者で意見が対立することは、少なくないのです。
そこで、お互いが話し合って納得できる落としどころを探すのが、示談交渉という行為なのです。
現在の日本では、この示談交渉によって、交通事故の損害賠償問題の約9割が解決されているといわれています。
■示談交渉を行うのはだれなのか
先ほど、示談交渉は、事故の加害者と被害者が当事者同士で話し合うことだということをご説明いたしました。
しかしながら、被害者本人と加害者本人が直接話し合うケースは、近年では極めて珍しいケースとなっています。
現在、多くの示談交渉では任意保険の担当者が交渉にあたっています。
これは、任意保険のなかに示談交渉代行サービスというものがあり、多くの自動車総合保険に含まれており、これが一般に広く普及しているためです。
任意保険会社としては、交通事故により損害が発生した場合には、保険金を支払わなければならないのですから、示談交渉に積極的にかかわっていくということは、なにもおかしなことではないのです。
また、弁護士も示談交渉を行うことができます。
弁護士は、依頼者の代理人として、依頼者にとって最適と考えられる条件で示談を成立させることを目的に、示談交渉に臨みます。
示談交渉を行う人物について、注意しなければならないことが一つあります。
それは、示談屋や和解屋などに示談交渉の代行を依頼してはいけないということです。
示談屋や和解屋といった人物は、暴力団や準暴力団など反社会的勢力に属する人間が多く、そして金銭を受け取り代理人として交渉にあたる業務自体も許されていないからです。こうした人物に示談交渉を依頼すると、依頼者に被害が及ぶ可能性も高いため、絶対に依頼しないようにしましょう。
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